介護職で本格的に働くために就職活動をしている人の中で「紹介予定派遣」という方法があることを知っている人はいらっしゃるでしょうか。紹介予定派遣とはある期間派遣社員として介護職の職場で働いた後、双方が合意すれば職場に直接雇用されるという方法です。もちろん条件があった場合は正社員として雇用される可能性もあります。
この紹介予定派遣のメリットは、働く側からすると実際に職場の雰囲気を知ることができることです。どんな施設なのか、働いている人はどんな人たちなのか、実際にどのような業務をすることになるのかなどがわかります。介護の仕事はその性質上急に退職するということが難しい仕事です。職場の人も介護をされている人もスタッフが抜けてしまうことにより混乱を招く恐れがあるからです。実際に自宅から通って働いて見ること、今後もずっと働ける職場かどうかを見極めてから直接雇用されたり、正社員として働くことを選んだ方がリスクが少なくて済みます。雇用する側としても直接雇用したいような人材か、正社員にふさわしい人材かなどを仕事ぶりをみて確かめることができるので、やはりリスクが少なくて済みます。
紹介予定派遣で働くときも、やはり派遣会社が自分が希望するような求人情報をたくさん持っているほうが有利です。そのため介護系の仕事をしたい場合は介護職に強い派遣会社を選んで登録することが大切です。派遣会社には複数登録をしておいて、できるだけ良い条件の職場を紹介してもらえるようにしておきましょう。
また紹介予定派遣で働きながらも、次の求人案件を探しておくことも大切なことです。紹介予定派遣で働く場合派遣期間は3か月から6か月ほどになります。この期間が過ぎた時に直接雇用が決まらなかった時のことを考えておく必要があるからです。無職の期間をできるだけ少なくするようにリスクを減らすためにも働きながら、次の紹介予定派遣の求人をチェックしておきましょう。
いきなり直接雇用で働きだした場合は、仕事に不満がある場合は職場の上司や責任者などに自分で言わなくてはなりません。しかしそれはなかなか勇気がいることです。しかも会社内でぎくしゃくしてしまうリスクもあるので結局退社をすることになってしまうかもしれません。
しかし派遣会社から紹介予定派遣として働いている時には、いろいろな問題があった時にも派遣会社のスタッフに相談をすることができます。いろいろな諸条件について派遣会社のスタッフを通して交渉してもらうこともできますので、直接雇用が決まった時は問題点が改善されている状態になっている可能性が高くなります。このように派遣会社のスタッフのフォローを受けながら問題をなくし、安心して本格的に働きはじめるという利点があります。
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