介護系の仕事に転職する人はたくさんいらっしゃいます。これらの人に共通する気持ちとして「誰かの役に立ちたい」と思って転職を決意している方が多いように思います。訪問介護のホームヘルパーや介護福祉士などに転職する方の前職は様々で、販売業や製造業などをやっていた方や事務作業をしていた方、Webデザイナーなどいろいろな職種があります。
前職を会社の倒産やリストラなどで失い、失業状態になってしまった人もいます。失業手当を受け取りながら職業訓練などヘルパーになるための勉強をされて再就職をして、ホームヘルパーの仕事をされている方もいらっしゃいます。
または前職の仕事内容などにむなしさを覚えて、困った人を助けるような手ごたえのある仕事をしてみたいという想いから、ヘルパー養成講座などを働きながら受講して資格を経て会社を退職しヘルパーさんの仕事を始めたという方もいらっしゃるようです。まずはホームヘルパーの仕事から始めて介護福祉士やケアマネージャーへとステップアップすることが出来る仕事ですので再就職しやすい仕事だといえるかもしれません。
前職や経歴などは問われませんが、介護系の仕事には求められる人材像というものがあります。要は性格的な向き不向きが介護職にはあるということです。まず「人と接するのが好き」だということが大切です。介護を受ける方は体が不自由ですので、イライラしたり愚痴をたくさん言う人もいます。そのような話も楽しんで聞いてあげられるような人が介護の仕事に向いています。
また「相手の気持ちがわかる」という能力がある人も介護職に向いています。介護を受ける方が今何を必要としているのか、どんな介護を欲しているのかなどを言われなくても察してあげることが出来る人は介護を受ける方にとって非常に助かる存在になるでしょう。
そして「コミュニケーション能力」が高いことも大切です。介護を受けている方の様子を家族や周囲のコミュニティの人、他のスタッフなどに伝えて、周囲の連携をよくする事で介護の質が高まり一人一人の負担も減ることになります。介護を受ける方も孤立することなく生活を送ることができるでしょう。
介護の仕事はやはり基本的には厳しい仕事であることも知っておいて欲しいと思います。そのために「忍耐力」「思いやり」そして「体力」が絶対に必要になります。特に体力は介護の現場では必要です。体が不自由な人の体位変換などはかなりの重労働ですので、一定以上の筋力が必要です。
また精神的にきつい時も体力があれば乗り切れることがあります。介護の仕事を転職して始めようと思う人は介護の仕事を勉強することと同時に体力作りもはじめてみてはいかがでしょうか。
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介護職は日勤や夜勤、交替制など幅広い働き方があり、ライフスタイル次第でお仕事を選びやすいことが魅力です。ただし、施設形態によって介護職の働き方は異なるため、施設形態ごとの勤務時間帯の違いを知っておくと便利です。日勤の仕事がいいなら夜勤のないデイサービスや訪問介護を、経験値を上げたいなら夜勤のある特別養護老人ホームを、というように、希望に合う施設形態をスムーズに選べるようになるでしょう。
介護職を探す際には職場選びを慎重に行うことが重要です。職場によって勤務時間や仕事内容、サポート体制が異なるため、求人票だけではなく、口コミ情報や職場見学を通じて実際の状況を把握しましょう。また、求人サイトを利用することで、職場の雰囲気や離職率などの詳細情報を得ることができ、より適した職場選びが可能となります。特に介護専門の求人サイトでは、多くのサポートや情報提供が行われています。
異業種から介護業界への転職を検討中の人も求人サイトを活用しましょう。介護職種は決して楽ではありませんがやりがいも大きい仕事です。